【注意】バックナンバーにつき、リンク先が繋がらない場合があります。
イベント等のお知らせは、基本的に「終了したもの」としてお読みください。
原則として文章はそのままですが、メアド・電話番号は消してあります。
2008  1〜3   4〜6   7〜9   10〜12 
2009 1〜3月  あけましておめでとうございます。 1/3  ボスの年頭のあいさつ 1/9  「そこでボスが考えた」1/23
今年の本公演と主な活動日程 2/2  GRANDSLUM‘春'〜一緒にあったかくなろう〜 2/11
「つわもの、集まれ!」 2/21 「テレビでおもしろいこと言えるから何だ?」2/27  「歌詠み会もあるぞ」2/28
決定!6月公演タイトルは「渚の三塁打」3/13  「丸いお腹の成分は?」 3/20  「高速道路ちゃいますが」 3/30
2009 4〜6月  「さくらかいかと言えば」 4/7  「いいから生きろ!」 4/15  「行きますぜ、ダンナ」 4/21
  「本日7時・古石場」 4/27  「どこのひも?」 5/5  「二死三塁の孤影」 5/11  「返す返すも、残念だ。」 5/24
  「されど、たかがモノ」 5/30  「ついに追いついた」 6/5  公演のアンケートより 6/19
2009 7〜9月  「次回公演演目決定」 7/2  「25周年に至るまでと、今回にかける思い」7/12
「最近の小劇場をみて」 7/15  「人は何を求めて劇場に来るのだろうか?」 7/22  「戦争のない未来のために」 8/6 
「残暑お見舞い申し上げます」8/17  「壊れたままで」 8/30 その1   「壊れたままでも生きて行ける」 8/31 その2
「25周年のお祝いです」9/14  「キング・オブ・アスリート?」 9/20  「貴様と俺とは同期してる」 9/25
2009 10〜12月  本日初日「顔は気持ちでできている」 10/2  「公演の感想より」 10/12 
「もんてんは楽しいぞ」 10/21  「すっぱい甘いしょっぱい」 10/29  「人の手作りの営みを愉しむ季節」 11/2 
「はい、地元の話です」 11/7  「きむたく、お疲れさま」 11/9  「東京は何でできている?」 11/13
  「地下鉄はどこから入れた?」11/17  「風月花も聴けるGRANDSLUM」 11/21  「25周年の最後のイベント」 11/25 
「このまま走って、海神L。まで」 11/29  「ヤギのお母さん、助けて!」12/6  「あのソラニンに原曲?」 12/7 
「砂を噛むよなおもろい芝居」12/11  「吉野家を高らか唄う〜」12/18  「残り木香具師のご挨拶」 12/31
湾岸WITメルマガ 2009/7/12
湾岸WITメルマガ
2009/7/12━━┛
☆☆☆

こんにちは、ニコちゃんです。

あっという間に10日経ってしまいました。
産みの苦しみ状態です。


今回から数回、語らせてください!!

25周年を迎えるにあたって、
「今、この時だからこそ」
語るべきこと、伝えたい話があります。

いっぺんだと長いので、何回かに分けます。
連日送られてきても、懲りずに読んでやってくださいまし。

逆に突然ピタッと止まったら、「考え込んでるんだなぁ」と思ってくれて、ほぼ間違いありません(苦笑)


では、行きます。


−−−−−

■1 はじめに

「25周年に至るまでと、今回にかける思い」
by うぃっとのボス・しなやかしなちゃん


1984年7月、
うぃっとが旗揚げ公演をしてからちょうど25年になる。

「ふやけた挑戦状
〜単純屈折LOVE LETTER〜」

アートシアター新宿=今はもうない小劇場のスタンダードのような素晴らしい小屋での旗揚げ。

上演時間3時間、
作・演出・主演の私はとても若く、
仕込んだ灯体や共演の役者を壊す勢いで、
飛び跳ねっぱなし。

やってる方も観てる人にとっても、凄まじい芝居だった。


生まれたばかりのカップルの、大いなる企み
=「路上でキスするように」始めた劇団だった。

こわいもの知らずだったし、何もかもがこわかったりもした。



その後時を経て、
いろんなメンバーと出会い、別れ、
二人+αという形で落ち着いた時期が長く続いた。


この間に息子と娘が生まれ、
まさに子育てと並行して劇団やってた。

二人を保育園から拾って、
その足で大塚とか池袋とか遠くの稽古場に通ったりもしてた。

思い出すだけで気が遠くなりそうだ…
おかげで丈夫でやさしい若者に育ってくれましたよww


すごいエネルギーだった。

友の会会員を集めて、
毎月新聞を出したり、
うたのテープを出したり、

単に公演を打つだけでなく、
もっと広く発信し、問題提起するメディアとして、
90年代は活発に動いてきた。

いくつか論戦もあったし、敵も多かったさ。

当時はそんな風に思わなかったけど、
今振り返ると結構喧嘩早く、突っ掛かる性格だったかもしれない…


それでも芝居の方向としては、
「癒し系」なんて単語が世に出る前から、
思わずまどろんでしまうような、
詩的な世界を描くようになってきた。

(この前の公演を観た方は、
雰囲気わかると思うけど)



そんな歩みの最中、
20世紀の終わりに、
ある人物との不幸な出会いをきっかけに、
私は、
壊滅的な打撃を受けてしまった。。。。。

(出会いったって、
色っぽい話じゃ全然ねえですよ!!)


あまり細かくは語りたくない。

今でも辛くなる。

やっとここに書けるくらいになった。


それがどれくらい大きなダメージだったかと言うと…

…3年近く、本公演を打てなかった。



新たにガーギーを迎えて、
21世紀、
再び舞台に戻ってきたうぃっとは、

力任せに頼れなくなった分、
人生の味わいを増した、
観る人に優しい芝居が作れるようになったと思う。



この8年間は、
私にとっては、
長いリハビリ期間でした。


悩めるボスの再生への道のりを並走してくれたガーギー、
そして相棒には感謝しています。

この間、
周りで支えてくれた、
応援してくれた、
ファンの皆さん、
スタッフ・関係者の皆さん、
本当に、
ありがとうございます。


新たな時代に、
道を拓いていけるよう、

「人間が人間であること」を
取り戻していく世界を
少しずつ築いていけるよう、

地面にしっかり立ち、
行く手を示す、
勇気と希望でありたい!


うぃっとに託してくれた、
みんなの想いに失礼のないように、
しっかり応えていきます。


今度の公演が、
あなたと共にありますように。


「アンクル・ギャグの小屋」
10/2〜4
門仲天井ホールにて。

−−−−−

次号、

■2
「うぃっとの芝居で、大切にしたいこと」

…つづく。


おたより待ってます↓
メールフォームへ

☆━☆━☆━☆
湾岸WITメルマガ
発行)劇団W.I.T.
http://3w.to/wit


inserted by FC2 system