ニコ先生の人生相談
うぃっと2013夏公演

2)おおおか

時は流れて江戸時代、
ことばのステージは動物や草木にまで浸透し、
日本は幕府の支配のもと、秩序ある社会が築かれていた。
この時代はステージも「いろは」順であった。
ところがある時を境に、秩序を乱す者が現れ始めた。
異国からの道場破りは、「何番トライ」と呼ばれ、世間を震え上がらせた。
何番トライを決められた家は、「いろは」から「あいうえお」に替わってしまった。
社会が対立を深める中、革命思想も伝え広まった。
一攫千金を狙う輩が後を絶たず、政治も経済も大混乱、幕府の運命もこれまでか。
そこに現れた救世主、その名は「おおおか」!!!
革命を煽る暴徒が実行する寸前に現れ、正しい裁きで江戸の町を救う男、
南町奉行・おおおか!


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「三両ワールド」よりつづく

大工のキョロが、3両を落とした。
左官屋のネコが3両を発見。
持ち物より落とし主をキョロと特定し、届けに行く。



いいから3両受け取るだにゃ!

イヤじゃ。受け取らん。
おーし、こうなったら腕ずくで勝負したろやないか


お?

おお!

おおお、


か。



さばきじゃ。




一方、おおおかのこの名裁きは、
たちまち江戸中の評判となった。



早く裁かないと、お、お、お…

お、お、お…



か!
…よくわかった。
この3両、奉行が預かることとする。



さばきじゃ。




すっかり味をしめた町人どもは、
寄ってたかっておおおかに吹っかけるようになった。



おおおかちゃん!

な、何だ?




このシーンの結末は、ナイショ。

「ことばのステージ」へつづく


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Photo by 必撮仕事人よっしー

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「ニコ先生の人生相談」
劇団W.I.T.第45回公演 2013.07
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