ンジャメナのサンマ<写真のページ6>
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「連れ戻される」





「鶴に折られる」





「つらい旅」





「艶やか」





「積もり積もって」





「つのかくしになる」





「土をかき混ぜる」

「そんなんじゃいい土になりませんよ。
もっとしっかり、ちゃんと愛情を込めて…」

「つたない手つきで怒られる」





「つくどんをやる」





「つうの世話になる。いつも済まないね…」

「そりゃあもう、はたしか織れませんから。アカハタとか。」





「与ひょうはメーデーに行ってはたを売る。」

「あら、それ朝うちに届いたわよ。」

「これなかなか売れないんだよね…… 与ひょうも悩む。」





「そこで一攫千金を狙って、お台場のカジノへ行く。」

「与ひょう、あなたはまだお金のこと考えてる!」

「で、今日もつい看板‥‥」

チーーーーン………ポクポクポクポク………





「妹よ。今夜は雨が降っていて、お前のモリカンがきけない」

『いらっしゃいませ』
『はい、牛丼の並ですね、ありがとうございます』
『並一丁』





「あんなにいやがっていた戦争が、
お前とモリカンを焼いてしまった」

『ギューーーーー』





「お前が地上でモリカンをしなくなって、
土の中でモリカンし始めてからまもなく、
牛丼も豚丼も鳥丼も再開したんだよ」





「草も木も虫も動物も人間も、みんな最後は土に還るんだ。」





「妹よ、待ってておくれ。」





「もうすぐみんな、そっちへ行くからな・・」



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