「こちらは、恐岩牛乳の移動販売車です。」
「牛乳ください。」
「奥さん、浄水器もありますよ。」
「え?でも……」
「羽毛布団、金銀ダイヤ、中華なべ3点セット、包丁のセットもどうだ」
「あら、10円足りないわ」
「いいよ、今度返して。うちは10円につき、利息はたったの40円」
「奥さん、そろそろ返してもらえませんか?」
「いやですぅ! こわいんですぅ!!」
「まあ、私ったらこんなところで、……
ニコ先生にどうやったら会えるんでしょう……」
「関東1円、日本で千円、しかも、20年前のお値段です」
「あ、お客さん、関東持って行ってくださいよ!!
持って行けない場合は、保管料56億7千万円頂きます。」
【そこへサンマが走ってくる。】
・・・・・・
・・・・・・
「わぁーーーっ」
「あーーー、何するんですか??」
「止まりなさい、危ないですから止まりなさい!!」
「何こんなところを走ってるんだ?」
「知らないんですか?聖火ランナーですよ」
「あ。いいのかな?水銀なんて持ち歩いて」
「いけないんですか?」
「何の用ですか?贅沢品を買うお金なんてないですよ」
「売ってほしいんだ。水銀を」
「どうやって?まさか、」
「安心しろ。傷つけたりはしない。
どうだい。先物取引ってのは。」
「こういう話がある。
アメリカでゴールドラッシュの時、 一番儲けたのって誰だか知ってるか?」
「これを君に与えよう。金脈を掘り当ててみるがいい。」
「『世界の料理を紹介するコーナー・その3』!!
今日は雪国に来ています。雪かきで大変です。」
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