▲ンジャメナのサンマ<写真のページ2>▲
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「それは9月だった。」
「弥生も末の七日、」
「月日は100円の価格にして、」
「いやいや、私はこう見えてもただの…」
「ドウソ人だから、こいつの言うことは信じちゃいけないんだよね。」
「まあそう言わずにこっちへ来て茶でも飲まんか?」
【ささ、そこに座って、靴脱いで楽にして、】
「あれ?今なんか別の声がきこえたぞ」
「あ、これか。これは私と一身同体でな、」
「なぁんだ。道着がしゃべってるんだ」
「ほれ、茶が入ったぞ。飲め、」
「…うっぷ!! 何だよ、土じゃねえか!」
【茶土でございます】
「僕のことからかったな!」
「もう帰る。」
「あれ!?え!?うわっ???」
「ドウソ人の招きに遭いて、取るもの手につかずじゃ!」
「なんだよ」
「人間だよ」
「人間として、どうよ?」
「向上心の無い人間は、カスだ。向上心のないサンマは、粕漬けだ。」
「ただのサンマよりも目黒のサンマ、モスクワのサンマ、ロンドンのサンマ、
ワルシャワのサンマと、ステージを上げていった方がいいんだ。」
「一番高いのは、どこなんだ?」
「ンジャメナだ。」【チャドでございます】
「世話になった」
【ご無事で】
「遊んで来るかい?」
「行ってもいいんだ」
「ステージの続くかぎり、豪遊してくればいい。」
「そいじゃま、ちょっくらってことで、」
「人間として、どうよ?」 「人間として、どうよ?」
「フ…道着の分際で…」 「カスだね。」
「はい。ニコ先生の園芸相談です。
あ、奥さんですか。」
「え?はい。会いたいです。どうしましょうか」
次。(3 森下) |
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